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高校時代の親友、ヒロナリ。その彼には、二人の弟がいる。僕らが高校生だった頃、小学生だった弟たち。その一人がタカナリ。数年前まで住んでいたマンション近くのレストランにタカナリは、調理師として勤務していた。そのお店に僕らは、よく食事に行った。そして、竹山君という素敵なソムリエもいた。自宅から徒歩5分。ソムリエ竹山君のアドバイスを聞きながら、タカナリが作る料理を食べられる楽しいお店、本当に最高でした。

数年前、家を買って引っ越したので、そのお店にはあまり行かなくなった。ちょうどその頃、ソムリエ竹山くんは、札幌に転勤。タカナリは、料理修行のためイタリアに引っ越した。

そして、あっという間に二年がたった。

半年ほど前、Facebookでイタリアに住んでいるタカナリとつながることが出来た。1月に一時帰国するというので図々しい僕は、サンタマリアノヴェッラのフレグランスを頼んだ。(サンタマリアノヴェッラは、29歳の頃から愛用している会社。)

彼がFacebookのメッセージの中で「おみやげのワインもありますので、何か作りましょうか?」と書いていたのがきっかけで、自宅ワイン会を行うことに!札幌在住のソムリエ竹山君にも声をかけたところ、「泊まりで行きます!」という嬉しい返事。

そんなわけで、数年前まではよく顔をあわせていたメンバーが久しぶりに我が家に集まり、シェフタカナリ、ソムリエ竹山君、僕&家内、Y夫妻の6名でワイン会となりました。

お料理は、Dolceまで手作りというこだわり。タカナリの料理は、「確実な」という言葉がぴったりとくる料理。手際よく、確実にひとつひとつを基本通りに積み上げていくスタイル。勉強熱心な彼の性格がにじみ出ていました。Y夫妻もお料理に興味がある方々なので、リゾットを作るときは全員がフライパンのまわりに集まり、色々な質問をしながら料理が出来上がるのを待ちました。

一年ほど前、家内とワインを飲みながら「タカナリがうちに料理を作りに来てくれて、竹山君も来たらソムリエもいてお店みたいじゃない!?」と冗談で言っていたのですが本当に実現してしまいました。一夜限りの美味しくてとても幸せなお店。素晴らしい時間を共有してくださった皆さんに心から感謝します。

シェフタカナリは、エスプレッソポットなどを我が家に置いて行きました。「またやりましょう!」とのこと。お料理やワインで心が踊り、会話が弾む。そして、人生に色彩を与える。素晴らしい夜でした。

Antipasti

  • 軟白ネギのトルティーニ、ゴルゴンゾーラソース
  • 白老牛のカルネクルーダ

Primo piatti

  • 魚介とボッタルガのリングイーネ
  • 赤ワインのリゾット

Sencondo piatti

  • 鶏肉の赤ワイン煮込み
  • 白老牛のビステッカ

Dolci

  • バッチ・ディ・ダーマ
  • ブルッタ・マ・ボーニ
  • ストゥルーデル、フィオーリ・ディ・ラテ
  • ガレット・デ・ロワ(こちらだけパティスリーヴィオレット製)

Vini

  • 2010 Cicala del Giglio (Testamatta) 佐藤家
  • 2006 KRATOS (Luigi Maffini) Yさん
  • 2006 Puligny-Montrachet (Henri Boillot) マグナムサイズ 竹山氏
  • 2002 Paleo rosso (Le Macchiole) Yさん
  • 2005 Le Volte (Ornellaia) 佐藤家
  • 2006 Rosso Barchetta (Colle Manora) タカナリがイタリアから持参
  • Moscato D’Asti (Cascinacastlet)  タカナリがイタリアから持参

Caffe’

  • illy caffe’(タカナリ提供)
  • 東方美人(台湾 新純香茗茶 最上級グレード 台湾在住みやさんからのいただきもの)

Olio

  • Bezzecca Olio Extra vergube du oliva 2011(大阪在住とこさんからのいただきもの)

 

 

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