高校時代、一緒に吹奏楽団だった仲間と会うために札幌へ。20年前、18歳だった僕らは、楽器を持って一緒に音楽をつくっていた。右も左もよくわからなかったけど、ただ仲間と音楽が好きだった。20年たったけど、昔と変わらない空気感。言葉を交わさなくても、無理に話さなくてもいい安心感。
当時のことを振り返って、Mayuko.Wが僕に「よしたかくんをみんなが信じているという信頼感」という言葉でいった。驚くほどのレベルでメンバー全員がお互いに信頼しあっていた。そして、裏切る人は誰もいなかった。
18歳の春、大学進学のために僕らはバラバラになり、就職、恋愛、結婚、出産、育児・・・それぞれの時間が過ぎ、20年がたった。18歳の頃、僕らにとって当たり前だったひとつひとつの事が世の中では、当たり前ではなかったことに気づいた。だからこそ、こうして僕らが戻るべき場所に戻り、こんな笑顔になるのかもしれない。
ワインを持っていった。2007 LE PETIT CAILLOU SAINT-JULIEN デュクリュ・ボーカイユのオーナーが造るサード・ワイン的存在のワイン。Mioさんが手作りしたスープカレーをご馳走になったあと、楽しく、だけどしっとりとワインをいただいた。
また来年、みんなと会いたい。