インターネット上に書く文章って、どちらかというと普段着というか・・普通の日々のことを書くことが多かったけど、最近そういう機会もないので・・たまにこちらに書いてみます。
昨日、Twitterにポストした料理写真の反応が良かったのでその話を。
結局、こんな感じの夕食に。身体が喜んでるのがわかる… pic.twitter.com/rqiWzLPiqm
— 佐藤義高 (@yoshitaka_s) 2017年9月2日
先日、読んでいたフランスの食育に関する本に「週末にはマルシェに買い出しにいって、生産者の顔がわかるようなところで食材を買って、料理を作る」といったことが書かれていた。僕自身も地元スーパーで売っている食材では、テンション下がりまくりなので・・・家から40kmほど離れた洞爺村という洞爺湖畔の小さな町にある道の駅で食材を買うことが多い。大量の野菜を買い込み、帰りに小さなお豆腐屋さんによったり、北海道産の豚肉を買ったりする。(ホエー豚を自社生産している会社もある)
昨夜のメニューは、
新じゃが「とうや」のガレット
すっかり涼しくなった北海道、すでに新じゃがの季節。ロッヂのスキレットを使って、30gのバターを入れて弱火でゆっくりと焼き上げる。つなぎに使う卵は、たつかーむの有精卵を使用。この玉子、札幌でいうとオークラーホテルのパティスリーでも使われている。10個で500円。ガレットみたいに火を入れる料理でも味が違う。新じゃがは、水分量が多いので外側ぱりっと中はふわっと仕上がる。ソースは、すりおろしたキュウリとヨーグルト、マヨネーズをあわせたもの。フランス料理のレシピをみるとキュウリの使い方が日本と違って面白い。
パプリカのマリネ
スーパーの韓国産ではなく、洞爺村産。大きなパプリカ。今シーズン最後かなぁ。オーブンで焼くこともあるけど(外側にオリーブオイルを塗って)今回は、魚焼きで焦げるくらいに。ピンセットと指を駆使して、皮をむく。スペインのCARMというワイナリーが作っているオリーブオイル(味わいが優しい)とシャンパンビネガー、少量のバルサミコ酢でマリネして冷蔵庫で休ませる。二日目も美味しい。
かぼちゃのサラダ
こちらも新物。洞爺村産「くり坊」ヨーグルト、オリーブオイル、マヨネーズで味をつけるんだけど、最後にシナモンを削る。僕の場合、シナモンパウダーはキッチンに存在しない。ホットバタードラムを作るときのシナモンスティックがあり、これをチーズ削り(パルミジャーノを削るときに使う器具)で削る。かぼちゃの自然な甘みだけ。
もものサラダ
洞爺村の生産者さんたちは、自家消費用に作った果物を出荷することがある。これもそんな感じで作られた桃。生ハム、カッテージチーズ、素焼きの胡桃、ルッコラとリーフレタス、ワイルドベリー、ブルーベリー。ルッコラとリーフレタスは、ヴィネグレットソース(最近は、ホワイトワインビネガーじゃなくてシェリービネガーを使う)でマリネして、最後に熟成タイプの少し甘いバルサミコ酢とオリーブオイルで香り付けする。桃は、絶対にシャンパンとマリアージュするので、Poilvert Veuve Aufray Brut NVと一緒に。ヴーヴ・オーフレイは、安旨シャンパンだけどお料理とあわせるとなかなか良い仕事をする。ピノ・ムニエ、ピノ・ノワールで8割。シャルドネは、2割。黒ブドウ主体で、秋に飲みたい感じ。
タジキ
先日、お伺いしたフランス人の方のおうちでも出てきたお料理。ヨーグルトときゅうりのディップ。もちろんキュウリは、洞爺村産。5mmに切って、塩で揉む。15分たったら、水分を絞る。ヨーグルト、すりおろしたにんにく、オリーブオイル、塩コショウ。水切りしたヨーグルトを使うこともあるらしい。最後にクミンを入れて、オリエンタルな感じに。
クラウドブレッド
グルテンフリー、低炭水化物(ローカーボ)な人たちの間で人気のレシピ。卵だけで作るパン。卵白は、ふわっふわのメレンゲに。卵黄とカッテージチーズ(クリームチーズでもよいらしい)を混ぜて、メレンゲと混ぜ合わせる。型に流し込み、オーブンにイン。こちらもたつかーむの有精卵を使用。材料、卵だけみたいな料理なのでどんな卵を使うか・・とても大事だと思う。
写真はないけど、メインはラム肉肩ロースのバルサミコソースでした。こちらは、表面を焼いてからオーブンに入れて低温調理。
週末にこんな感じで料理を作ることが多いんだけど、身体が浄化されるような感じがする。平日は、さすがにじっくり料理する時間がないので時間があるときにゆっくりと。
みなさんも良い週末を!